秘密の海岸


初めて参加したオフ会は山間部の温泉地で開催されたもので,それまでのオフ会を振り返っても,関東などごく一部を除きほとんどが山間部や温泉地のようでした。
これは,関西の場合で考えると,手近にレクのできるような海が少ない(ほとんどない),よくオフ会を主催される方が先の温泉地の地元の方や海(泳ぎ)が苦手な方だったりということも影響しているようでした。
しかしやはり海でのオフ会もという思いもあり,先のオフ会の参加者で海外を含めあちこちの「自然海岸」を旅しレクされている方とお話する中で,レクに絶好の海岸があり,是非行きましょうということになりました。

青春18きっぷ+歩きの日帰りという貧乏旅行かつ強行軍で,大した告知もしなかったので,参加人数3名という寂しいオフ会(とは言えないか)となりました。
朝一番の電車で出発し,鈍行ばかりで約6時間かかって目的地の最寄り駅へ到着。
最寄り駅といっても,目前に広がるのは一般の海水浴場。
目的地到着までには,ここから更に長く暑い苦難の道が待っています。
駅を出て,気持ちよさそうな海水浴風景を横目に,海水浴場の外れの更に向こうのとある岬を目指して,アスファルトの照り返しに耐えつつひたすら歩きます。
汗だくになりながらやっと岬の付け根付近に到達。
更にここから道路を外れて岬の先端近くにある展望台の所まで行きます。 そして更にそこから道無き道,それも一部ロープの助けを借りる程の急斜面を蜘蛛の巣をかき分けながら下って行きます。
斜面を下るに従ってだんだん波の音が聞こえてきて,「もう少しだ,がんばれ」と言われているようです。
そしてその波の音からもうすぐそこだと感じた時,目の前がパッと開け眼下に入り江が姿を現しました。
その瞬間,それまでの苦労が報われたようで,来てよかったと思いました。
もうあと少しだけ岩場を下れば汗も蜘蛛の巣も洗い流せます。
岩場には釣り(&日光浴?)の先客が1人いましたが,その脇を通り過ぎて岩を挟んだ入り江の対岸側に回り,荷物を下ろして早速汗まみれ蜘蛛の巣まみれの服を脱いで裸になりました。
大阪を始発で出たとはいえなにしろ鈍行旅,すでにランチタイムなので途中の駅前で買ったお弁当で腹ごしらえ。
周りには漂着物がかなりありちょっと目障り。
大半は朝鮮半島からのものらしくあちこちにハングルが。
ただ,遠くから波に洗われながらたどり着いたものなので不快な悪臭などはなく,その点は救い。
ランチが済むといよいよお待ちかねのヌード海水浴!
久しぶりの海,しかも本格的なヌード海水浴とあって思う存分海を裸を満喫。
この間他の人は先の釣り人1人だけと沖合にボートが近づいたことがあっただけで,釣り人も気付いていないか少なくとも気にしていない様子でした。
帰りも“鈍行で”その日の内に帰り着かないといけないので,時刻表を見て間に合うように帰り支度。
せっかく汗も流してリフレッシュしたところでしたが,また汗をかきかき蜘蛛の巣をかき分けながら来た道を帰りました。



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